Manufactureものづくり

ものづくり

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太陽と土と、
雨と人でつくる島の恵み

喜界島に輝く黒いダイヤBROWN SUGAR

朝日酒造の黒糖焼酎をもっとおいしく、もっと安心して楽しんでいただきたくて、私たちは1999年から有機農法によるサトウキビ栽培をスタートしました。

畑の手入れや植え付け、収穫など、全部自分たちで行うのは手間も時間もかかります。でも、だからこそ胸を張って「安心・安全・上質」といえる黒糖ができあがります。

有機JAS認証を取得したサトウキビからつくる稀少な黒糖は、まるで黒いダイヤ。まだすべての焼酎の原料にはできていませんが、ゆくゆくはすべてが喜界島産の黒糖焼酎を目指して。これからも、喜界島ならでは、朝日酒造ならではのサトウキビを育てていきます。

黒糖(サトウキビ)

「すべてが喜界島産」の願いを
託す米づくりUPLAND RICE

「すべての原料が喜界島産の焼酎を」という想いから、2010年には米づくりも手がけるように。

しかし、喜界島での米づくりには大きな課題がありました。隆起珊瑚礁でできた喜界島はとても水はけがよく、水田での米づくりには向きません。そこで喜界島の風土に合った米栽培の方法として、陸稲という畑での米づくりを選ぶことに。

国内でもあまり例がない陸稲。日々畑の様子や稲の具合を観察して、できあがった米を食べたり、実際に焼酎原料に使ってみたり、と研究を重ねているところです。研究にかけた時間も想いも、やがてすべて黒糖焼酎に凝縮して、みなさまにお届けします。

まだ栽培量は少ないものの、2017年の焼酎製造から一部使用していく計画を進めています。

米(陸稲)

珊瑚が育む香り高い白ゴマWHITE SESAME

サトウキビ、米づくりにつづき、2013年からは白ゴマ栽培をスタート。
国内に流通するゴマの99%を海外産が占めるなか、喜界島は白ゴマ生産量日本一の島として知られています。香り豊かな白ゴマを育むのは、喜界島をつくり、今も隆起しつづけている珊瑚礁。土壌に含まれたミネラルと温暖な気候がほのかに甘く、やさしい香りを育んでいるのです。
有機JAS認証を取得した朝日酒造の白ゴマは、大変稀少で、とびきり美味。白いダイヤのような一粒に、きっと喜界島の風土を感じていただけます。

白ゴマ

蔵人の手から生まれる、島時間

「喜界島そのものを感じる安心・安全・上質な黒糖焼酎を味わってほしい」
今も手仕事による焼酎造りをつづけるのは、ひとえにこの想いから。島で暮らす蔵人が自分たちの手で作る黒糖焼酎。その年のサトウキビの出来や、その日の気温、湿度などの自然を肌で感じ、目を凝らし、耳を澄ませて育て上げます。
そうして出来上がった一杯は、まさに島時間の凝縮。一口飲めばきっと、目の前に喜界島の風景が。

・ここにしかない
美味しさ

オーガニック黒糖仕込みのヴィンテージ焼酎と、バーボンや赤ワイン、スコッチなど樽の香りが出会った「神喜の目醒め」。若い方から「ソーダ割りにぴったり」と言っていただく「たかたろう」。「これぞ黒糖焼酎!」な豊かなコクが広がる代表銘柄「朝日」。
まったく異なる個性の黒糖焼酎でありながら、すべて喜界島らしい、朝日酒造らしい黒糖焼酎に。黒糖焼酎と喜界島の魅力を世界に伝える私たちは、これまでもこれからも、ここにしかない美味しさを造りつづけます。

HOW SHOCHU IS MADE

焼酎ができるまで

UPLAND RICE
タイ米、または国産米を使用。
洗米・浸漬・水切り
米を洗い、水に浸し、水気を切る。
蒸し・放冷・種付け
米を蒸し、適度な温度まで冷ましたあと、種麹をふりかけてよく混ぜ合わせる。
製麹
約2日間かけて米麹を造る。

一次仕込み( 約7日間 )

一次タンクに水と酵母を入れ、そこに米麹を加える。これを一次仕込みといい、その中身を一次モロミ(酒母)という。タンクの中では、麹菌が造った酸素がデンプンを糖に変え、酵母がその糖をアルコールに変えます。

蒸留
発酵したモロミを蒸留器に入れ、蒸留する。
検定後、タンクで貯蔵・熟成
瓶詰め・出荷
SUGAR CANE
さとうきび
沖縄産、または自社有機栽培の喜界島産さとうきびを使用。
圧搾(きびしぼり)
しぼり汁に石灰を入れ、煮詰め濃縮したら、冷めて固まる。
黒糖
朝日酒造で使用している黒糖は、そのほとんどは沖縄産ですが、16年前から自社栽培・製糖した喜界島産黒糖も使用しています。
溶解
水に浸した黒糖を蒸気で溶かし、適度な温度まで冷ます。
二次仕込み

1週間ほど発酵させた一次モロミに溶かした黒糖液を加える。これを二次仕込みといい、その中身を二次モロミという。仕込んでから10~15日間ほど様子を見ながらアルコール発酵を促す。

蒸留
発酵したモロミを蒸留器に入れ、蒸留する。
検定後、タンクで貯蔵・熟成
瓶詰め・出荷
蒸留
発酵したモロミを蒸留器に入れ、蒸留する。
検定後、タンクで貯蔵・熟成
瓶詰め・出荷